キム・ヨナのフリー 150点を超える得点。
かつての女子のベストは135点くらいだったはず。

メディアは「敗因」を「後半のミス」と報道するが、この時点 - 演技が始まる前 - で勝負はついていた。
いや 実際は「キム・ヨナがミスをする」事だけが勝負に勝つ方法だ と演技の前から誰もが解っていただろう。
SPで5点差がついている状況では、プログラム内容と現在の採点方法からも浅田真央が完璧な演技をしたところで99%は勝つことが出来ない状況。

一流のアスリートですら勝負を諦める状況であっただろうが、浅田真央はあきらめなかった。
「世界最高得点」の影に隠れてしまったが、3Aを2つとも、SPを入れると3つとも成功。
「完璧な演技が出来ても勝てない」と本人も解ってる中、100%の出来では無いがたぶん95%程度の演技。

それでも 完敗。
語り継がれるであろうハイレベルな闘いではあったが、「完全なる負け」である。

悔しさを滲ませ涙を見せたインタビュー。

しかしそれは勝てなかった悔しさではなく、100%の演技が出来なかった事への悔しさの涙。


「シニアデビューをGPファイナル優勝で飾った天才 浅田真央」は既に過去の人。

これから未来へと向かうのは「バンクーバーでキム・ヨナに完敗した浅田真央」。

今までも「本気」だった事は間違い無いが、これからの「本気」は質の異なる - それこそが「鐘」のイメージかも知れない - 凄まじいものになると思った。

どんな高みをどんな登り方で目指すのか 目指す「100%の演技」とはどんなものになるのか 敗北から立ち上がる浅田真央の「本気」を 見てみたい。


posted @ 22:03 feedback (0)