UIデザイン、商用デザイン、写真のフレーミング・構図、フラワーアレンジと、いろいろと「デザイン」に関わる事をしてきましたが、今の段階でひとつだけはっきり言える事は、デザインとは「バランスの取りかた」である、という事です。

例えば「日の丸」。黄金比の四角形の中心に赤い円。点対称であり線対称な非常にバランスの取れた画です。
でも、それ自体は面白みがありません。バランスが取れすぎてるから。

写真だとフォーカスを中心からずらす、花でいうフォーカルポイントも中心からずらす、という基本がありますが、これによって面白み、個性、独創性を表現します。

バランスの支点を中心からずらした場合、主題以外の部分でそれを補わなければなりません。
主題を右に配置したから、左側空間に何かを配置して全体として重心を中心に置く、みたいな事。

音楽で言うところの抑揚。強弱・抑揚・音階があるから音楽は成立します。
四角の中心に円を描くデザインは、音楽に例えれば正弦波440Hzを同じ音量で流す という状態に似てると思います。それって面白くも何ともないですね。

書 も同様でないでしょうか。
「崩す」と言いますが、一流の書は崩してても全体としてバランスしているので上手に見えます。
素人が崩した書を描いても、下手に見えるだけで、違いは「全体としてのバランス」です。

その辺、ある程度の領域まで行っている人は、中心から右にずらしたから、他を左で っていう単純なものではなく、もっと大きくズラして、崩して、それでいて全体としてバランスを取れて、ひょっとしたら、全体としてのバランス自体もズラしてて、見る側の感性や作品が配置される空間によってバランスする みたいな事が出来るのかもしれません。

「全体としてのバランス」の、「全体」のスケールが、その「表現者」の大きさなのでしょう。

これって 人間と人間関係についても、共通して言える事です。
どっか足りなかったり、どっか秀でてたりする人同士が補い合って人間関係が成立=バランスしたり。
一人でバランスが取れていて欠点が無い人は面白みに欠ける ってそういう事だと思います。

自分の話ですが、女性の好みについてもやっぱり言えてます。
「かわいい」と思う部分は、完成されてない部分です。
完成された部分については「素晴らしいな」とは思えてもそれ以上、感情が動く事は無いです。

女性だけの話でなくって、人としての「かわいげ」は人間関係のうえで、とても大事だなって思いました。
人だけでなく「作品」においても。
それ自体が個性であり、魅力である って事で。

「補い合って調和を成す」

それが今の自分にとって「デザイン」から学んだ事です。
いろいろと役立ちそうな気がしたので書きとめたアレで。


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