自分が使っているカメラやレンズに関する情報収集をしようとカメラ関係のサイトを覗くと、プロだったらプロ機でないとダメだとか、デカいレンズでないとダメだとかフルサイズは画質がどうだとかそんな情報がほとんどです。

プロというものは「こういう写真を撮る」という目的を達成する責任を負う者の事を言うのであって、道具の善し悪しでプロかどうかが決まるものではありません。

特に目に付くのが「子供のおゆうぎ会や運動会の写真を撮りたいのですが、所有している廉価ズームや高倍率ズームだとネムい写真になるので白レンズにしようと思っているのですが」みたいな話。

廉価ズームでも高倍率ズームでも綺麗な写真は撮れます。今のカメラならば全紙とかに伸ばせる写真も問題無く撮れます。

私も白レンズは欲しいとは思いますが、実際の所、白レンズレベルの解像感が要求される様なシビアな画が必要な場合はちょっとイイズーム(EF-S17-55 / EF-S10-22)や単焦点(EF50F1.4)、マクロレンズなどで十二分に撮る事ができます。

被写体に寄れない時や動線を読み切れない時は高倍率ズームを使いますが、責任のある仕事として撮る写真であっても十二分に用が足りています。シチュエーションによる基本的な撮り方を憶えていれば、普通の道具でもちゃんとした写真を撮ることができます。ちなみに私の「先生」は数十年前のカメラとレンズ、しかも全然高級でもなんでもないような道具で素晴らしい写真を撮っています。

そもそも「おゆうぎ会のスナップ」に白レンズが必要なほどシビアな画を要求しているのは誰なんでしょうか??
それとも撮った画を全倍とかにプリントして虫眼鏡で隅々まで観察するような趣味があるのでしょうか??
ノイズが少なくてダイナミックレンジが広くて階調が豊かで解像感の高い画が撮れるカメラを手にしたとして、一体何を撮る気ですか??


彼らの目指すものはそれこそ「SPEC MONSTER」みたいな領域なんでしょう。

最上級の道具を揃えるのが目標。

もちろん最上級の道具なんて存在しないので、いつまでも道具を買い続けながら下手な写真を道具のせいにし続け「メーカーの思うツボだ」と同類に言われてたり。

カッコイイですね。



でも、解る気もします。
初めて自分で一眼レフで撮った写真を見た時の衝撃。
コンパクトデジカメで撮った画とはレベルの違うリアルな画。

その時の感動を味わうために、より良い道具を求めたくなる気持ちは理解できます。
もちろんそこには到達点など無いから、上へ上へと求め続ける事になる訳です。

でもソッチの道は間違い。
「素晴らしい写真」は「写真」やそれを写した「道具」が素晴らしいのではなく、「写っているもの」が素晴らしいのだ という事に気付いて、より素晴らしい被写体を求める道へ向かわなければ写真機を持っている自分自身が喜べない事でしょう。






偉そう

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