センサーの受光面積の小さなAPS-C機ではフルサイズ機に比べて「回折現象」が発生しやすいため、よく「APS-Cでは絞ってもF11まで」とか「MTF上、F8が最も解像感が高いからそれ以上絞るのはNG」言われます。ネットや雑誌では。

回折現象とは「小絞りぼけ」とも言われ、ある程度絞る(F値を大きくする)事で「もやもや」っとした感じにぼけが発生する現象です。
小絞りぼけが発生すると、ピント面の「解像感」が低下します。

この「小絞りぼけによる解像感の低下」と、「浅い被写界深度よるぼけ」は全く異なるものですが、(ネットに情報提供されている方々が)まるで「小絞りぼけが発生するから被写界深度を深くしてはいけない」と勘違いされているようで。

深い被写界深度を得たい、即ち「より多くの部分に解像させたい」場合は、小絞りぼけが発生しても絞るべきですし、「ピント面の解像感をより高くしたい」場合は、小絞りぼけが発生するまで絞ってはいけません。

要するに撮る側の意志がどうであるのか という事です。

より高いシャープネス(部分的な解像感の高さ)を求めるのか、大延ばしに耐えうるような被写界深度の深さ(画面全体の解像感の高さ)を求めるのかで決めればよいこと。「絶対にF8以上は絞らない」などと宣う人の言うことを聞いてはイケマセン。

ちなみに上の写真は絞り開放(F4.5)、下の写真は絞って(F29)で撮ったものです。



下の写真、小絞りぼけが気になりますか?
それとも、バックの花がもうちょっと解像した方がスッキリするなって思いますか?

posted @ 18:55 feedback (0)