耳にしたことがあるかも知れませんが、Canonのレンズラインナップで、「大三元」と「小三元」と呼ばれる組み合わせがあります。

けっこう大事な話だと思いますので、書いておこうかと。


1.大三元 とは

① EF16-35mm F2.8L USM (広角ズームレンズ)
② EF24-70mm F2.8L USM (標準ズームレンズ)
③ EF70-200mm F2.8L IS USM (望遠ズームレンズ)

以上3本のレンズの組み合わせを言います。(厳密には「3本のレンズを保有する」事を「大三元」と言います)
Canonレンズの中で、最も画質が良いとされるズームレンズの組み合わせであり、16mm~200mmという焦点距離をカバーします。

ズームレンズとしては最も明るいF2.8通しのため、被写界深度を利用した「背景ボケ」など、極めて高い表現力を有します。
表現力・画質とも最高ですが、それぞれ約20万円と高価であり、レンズ本体のサイズ・重量があります。

よって取り回しは悪く、「気軽に持ち運ぶ」「手持ちでサクサク撮る」ような扱いにはあまり向いていません。

「画質の妥協をせず、丁寧にしっかり撮る」目的の為に、プロが揃えるべき最低限のラインナップと言えるでしょう。


2.小三元 とは

① EF17-40mm F4L USM (広角ズームレンズ)
② EF24-105mm F4L IS USM (標準ズームレンズ)
③ EF70-200mm F4L IS USM (望遠ズームレンズ)

以上3本のレンズの組み合わせを言います。
F4通しのため、大三元ズームに比べると表現力は一歩及びませんが、その分安価(各々10万円ほど)かつ小型軽量である というメリットがあります。

どのレンズも「手持ちでサクサク」撮る事ができ、つまり「高い機動力」がメリットとなります。

「仕事として撮影を行う」「あらゆるシーンを撮る」目的の為、特に「機動力重視」の場合は必携のラインナップと言えます。



尚、これら大三元・小三元でカバーできる焦点距離範囲はフルサイズセンサーのカメラ、1D系 5D・6D のみの話となります。
7D以下、APS-C機では焦点距離が1.6倍となるため、「大三元・小三元を揃えればいい」という訳にはいきません。


そこで、

3.APS-Cでは

① EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM (広角ズームレンズ)
② EF-S17-55mm F2.8 IS USM (標準ズームレンズ)

というラインナップがあります。

こちらの2本保有しておりましたが、Canon APS-Cをメインに使う前提では大三元・小三元に匹敵する組み合わせです。

広角ズーム EF-S10-22mmは、小三元EF17-40mmを上回るほどの画質であり、EF-S17-55mmは、大三元・小三元には存在しない「F2.8通しの手ぶれ補正付き標準ズームレンズ」となります。



もちろん、最高の画質を得る為には単焦点レンズを揃えた方が良い事は言うまでもありません。
が、現実問題として「使える」のはズームレンズです。ズームレンズを揃えてから、特に必要な焦点距離のレンズを揃える という順番の方が良いでしょう。


サードパーティのレンズも良いのですが、カメラを長く続けて必要な道具を揃えていくと、大三元・小三元に辿り着く事となります。

私は、なりました。

「望遠は必要無い タムロン70-300mmで十分」と思っていましたが、「タムロンではAFも手ぶれ補正も追い付かない」状況となったので、ちょうど良いものは何か ったら、結局小三元望遠ズーム という事に。


残るは 大三元 だけ なのです。。。

「いや要らない 必要ない」

と思いつつ、いつの日か ここに書いた全てを揃えている事でしょう。


…あーあ

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