
まだ深く使い込んでいませんが、5D mark3、良いとことか悪いとこ ずらずらと。
▲低感度画質
多くの意見がある通り、「5D mark2と比較して」低感度画質が向上した感はありません。
シャープネスに関するデフォルトのフィルタが「アンシャープマスク」になった事で、むしろ不自然な輪郭強調が見られる点は×です。
ただし、アンシャープマスクによってカメラから吐かれるjpeg画質が良くなった点は◯かと。
色収差補正もデフォルトでONになっていますが、こちらも良い場合と悪い場合があり、こと「解像感」への寄与については良いとも悪いとも言えません。
ただし、「カメラ内で色収差補正を行える」という現場主義な点は◎です。
シャープネスの設定(シャープネス・アンシャープマスクの切り替え)を予め設定出来るように、またはDPPでRawを開く際のデフォルトを選べるようにならないものでしょうか。
◎高感度画質
やはり5D mark3で特筆すべき点は 高感度画質 でしょう。
ISO20000程度までなら十分に「使える」画となり、ISO10000程度までなら「大伸ばし出来る」画が出てきます。
「暗闇で撮れる」と言うよりは、「暗所でも深いピントで撮れる」「暗所でも速いシャッターが切れる」事で、写真表現の自由度が飛躍的に高くなりました。
◯色彩
AWBやピクチャスタイルオートによる色の再現性、iFCL測光による適性な露出など、出色の正確性が向上しています。
5D2、ほんの少しマゼンダが被るクセがありましたが解消されています。
◎カメラメカ
「画質はフラッグシップ並だが、カメラメカは並程度」であり、即ち「廉価版のフルサイズ機」であった過去の「5D」とは立ち位置が明らかに変わりました。「準フラッグシップ機」として作られたのではないか と感じます。
軽く・鋭く・速いシャッター、61点AF、CF/SDデュアルスロット、視野率100%ファインダー、6コマ/秒の連写、静音撮影など、よほどの「タフネスさ」「高速連写」などが必要なければ十二分なメカと機能が盛り込まれています。
シャッターとAFの感覚があまりにも軽快で、手持ちでサクサク撮るのが楽しい点、5D mark2とは全くキャラクターが異なります。
◎カメラ機能
HDR・多重露光をはじめ、カメラ内Raw現像、Eye-Fi連携機能など、現場で使える機能が満載です。
プロセッサ(Digic5+)の進化による恩恵でしょう。
特にEye-Fiとの連携機能により、撮影後のワークフローが大きく改善しました。
具体的には
【旧】全てRawで撮影 → パソコンに全てのRawを取り込み → Rawをセレクト → 現像
【新】RawはCFに、小さいjpegをSD(Eye-Fi)で撮影 → jpegがwifi(無線)でiPhone/PCに転送 → カメラで直接レーティング(セレクト) またはiPhoneかパソコンでレーティング(セレクト) → 必要な写真のみRawデータをパソコンに取り込み
と、①撮影内容を素早く確認 し、②サイズの大きなRawデータでパソコンを圧迫しないように、最小限の取り込み に抑えられる、と。
また、jpegがiPhoneに転送されますので、FBやTwitterなどに素早く写真を公開する事が出来ます。
▲ライブビューの操作
ライブビューの操作、7Dに準じています。
即ち、「シャッターボタン半押しではAFが作動せず、AF-OnボタンでAFが作動する」5D mark2と操作が異なります。
シャッターボタンを半押しにする事でAFが作動してしまうので、「予めAFでピントを合わせ、次に露出やWBを決めて最後にシャッター」という手順での撮影が出来ません。ピント合わせを最後に行う必要があります。
7Dもそうなのですが、操作ボタンカストマイズにて「シャッターボタンを測光開始のみ」に設定する事で5D mark2と同じ操作系に変更できますが、その設定はライブビューだけではなく通常撮影時も効いてしまうのです。
「ライブビューの時だけ こういう操作にする」 といったカストマイズが出来ればいいのですが。。
ファームアップで何とかならないでしょうか。
▲画像の拡大
「ボディ左側に新設された拡大ボタンを押して、メインダイヤルにて拡大・縮小」という操作に変わりました。
ボディ右上の2ボタンによる拡大・縮小が出来ません。
これは、使いにくいです。
大量の画像を閲覧・チェックする場合は良いのですが、今しがた撮ったものを という時でさえ両手を使わなければならず、不便です。
こちらもファームアップに期待。
▲絞込みボタンの位置
レンズ左下からレンズ右下へ変更となりました。
グリップを握りこんでいる右手の薬指で操作する感じとなり、特にライブビュー撮影時、押しにくいと感じます。
◎デジタルレンズオプティマイザ
これはDPPの機能であり、5D mark3の話では無いのですが、大変よろしい機能だと思います。
小絞りボケが出てしまった写真の解像感は救いようがなく、「被写界深度とのトレードオフである」と諦めるしかありませんでしたが、これによって救われます。
過去のそういう写真も救えるので、実にありがたいです。
Canonカメラを使っていて、Rawで撮っている人・撮った写真に適用できますので、「ここぞ」という写真の仕上げに一発カマしてあげてください。
▲Rawデータの重さ
Rawデータのサイズがそれほど大きくなった訳ではないのに、DPPでRawを開いてプレビューが表示されるまでの時間や現像時間がやたらと長く・重く・遅くなりました。5Dmark2の倍ほどに。
恐らくノイズ処理辺りにパワーを使っているのでしょうが、それにしても重い です。要改善。
◎「運動神経」
「運動神経」、即ちレスポンス・軽快さの類を、「運動神経の良い」7Dと比較すると、連写速度だけは劣りますが、それ以外は5D mark3の方が上です。
AFの点数はもちろん、AI SURVOの食い付き、シャッターの軽さ、(シャッター速度を上げるための)高感度性能など、明らかに「格上」であると感じます。
5D mark2は「運動神経悪い芸人」だったので、7Dとは明確な役割分担がありましたが、5D mark3を手にすると、7Dを包括してしまう面が多く、役割分担が難しいと感じます。むしろ5D mark3だけでいいのでは と。
以上、ずらずらと書いてみました。
購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
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