昔は「カメラを被写体に向けてシャッターボタンを押せば写真が撮れるカメラ」を「バカチョンカメラ」と呼んでいたと思います。

今のカメラってどうでしょうか。例えば携帯電話のカメラ。言うまでもなく「バカチョン」ですね。
コンパクトデジカメも「バカチョン」です。何と一眼レフさえも「バカチョン」になっています。
では、「バカチョン」機能は何と何を自動でやってくれているのでしょうか?

1.ピントを合わせる機能(AutoFocus)
・ファインダーを覗いてシャッターボタンを半押しすると「ピピッ」と鳴り、ファインダー像がくっきり写るようになります。オートフォーカス機能がこのピント合わせを行ってくれています。「測距」と呼ばれます。「測光」とは別なので混同しないで下さい。
・手動でピントを合わせるにはレンズについている「ピントリング」を回します。
・「9点AF」のように測距点(ピントを合わせるためのポイント)がたくさん搭載されていると、ピントを合わせる位置を気にしなくても構図を決めるだけで自動的にピンとも合わせてくれます。

2.露出を決める機能(AutomaticExposure)
・絞りとシャッター速度を決める事を「露出」と呼びます。絞りは開ける程(F値が小さくなるほど)明るくなり、絞り込むと暗くなります。シャッター速度は遅くなるほど明るくなり、速くなると暗くなります。
・実はこの「露出」こそが、大きなぼけを作ったり、隅々まで鮮明な風景写真を撮ったり、水の流れを撮ったり、花火を美しく撮ったり、といった表現を行うための非常に重要な要素です。露出をコントロールできればほとんどの写真表現が出来る、と言っても過言ではないでしょう。逆に、露出がカメラまかせだとスナップの様な写真しか撮れない、とも言えます。

3.色の基準を決める機能(AutoWhiteBalance)
・裸電球と蛍光灯の色味が違うように、光の状態によって「白」の基準が変わります。白が白く写るために「色温度」を決める事を「ホワイトバランス」と呼び、これを自動で行ってくれるのが「オートホワイトバランス」機能です。
・ホワイトバランスが正しくないと、白いものが黄色く写ったり青く写ったりします。

4.センサー感度を決める機能(AutoISO)
・フィルムカメラではISO感度はフィルムによって決まりますが、デジタルでは自由に変える事ができるため、「ISO感度も露出の一部」と考えることもできます。
・最適なISO感度を割り当てて、失敗を防ぐ機能が「オートISO」です。


これらの機能によって、誰でも失敗しない写真を撮る事ができる様になっているのが最近のデジタル一眼です。

が、本来「イメージ通りに写真を撮る」為の道具であるはずの一眼レフなので、これらの機能に「撮ってもらった写真」は「撮影者の意思が無い写真」になる、とも言えます。

具体的にはこういう事です。

1.ピントをカメラに決めてもらうと、
・ピントを合わせたい被写体(主被写体)にピントが合わない事がある
・被写体がど真ん中にある写真(日の丸構図)しか撮れない

2.露出をカメラに決めてもらうと、
・極端に明るい場所や暗い場所で撮った写真はほとんど失敗する
(本当に美しい被写体は極端な明るさや影がある場合が多いので、本当に美しい写真を撮れない)
・背景をぼかしたり、画面全体にピントを合わせる事ができない
・水の流れなど、動く被写体の表現ができない

3.ホワイトバランスをカメラに決めてもらうと、
・・・あまり問題ないです が、

(中断)


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