部分測光で撮ったもみじです。
明るい部分と暗い部分の差が大きい写真は「スポット測光」で撮ると良いです。
測光って何か? と。
要するに写真の露出、即ち絞りとシャッター速度を決める事です。
露出量が大きければ、明るい写真に、少なければ暗い写真になる、っていうのは一般的な認識ですが、特に風景写真なんかでは「露出量が少なければ濃い色、多ければ薄い色」になる、なんて言います。
露出を意識せず、カメラまかせで撮るには「評価測光」で測光します。
普通はこれで良いでしょう。画面の明るい部分と暗い部分の平均を取って、ちょうど良い露出にしてくれます。
が、
先に述べたように、明るい部分と暗い部分の差が大きい写真の場合、評価測光だと不適切です。
同じ写真を評価測光で測って撮ると、こんな写真になります。(たぶん)
明るくなってしまいました。
評価測光だと「明るくなる」訳ではないのですが、白とびや黒つぶれを防ぐために、「灰色に近づける」のです。
黒は白っぽく、白は黒っぽくなります。
結果、黒く締まっていた木の幹がはっきり見えてしまい、主被写体(もみじの葉)がぼやけてしまいました。
赤いもみじの葉も、周りの明るさと近づいてしまい、コントラストが低下してメリハリが感じられない写真になります。
最初のような写真にするためには、評価測光で一度撮影してカメラのディスプレイで明るさを確認後、露出をマイナス補正して撮り直す、という方法も取れます。
通常はその方法が安全かも知れません。
が、この様なケースの基本はスポット測光で撮るのが基本です。
スポット測光とは、「主被写体の明るさに露出を合わせる」為の測光です。
写真の様なケースで、赤いもみじを赤く撮りたいのであれば、以下のようにカメラを操作します。
①もみじにフォーカスを合わせる(シャッターボタン半押し)
②そのままの状態で露出をロック(親指の辺りにある「AEロックボタン(*)」を押す)
③構図を変更したければ構図を変更する。もみじを中心からズラす など。
④シャッターを切る
実はこの操作、全ての撮影シーンにおいて行うべき基本操作なのです。何だか難しいっぽいですが。
ちゃんと憶えておけば、本当に美しい被写体、即ち輝度差の激しい朝日や夕陽、逆光や透過光でのシーンなど、必ずモノに出来る事でしょう。
尚、以下もスポット測光で撮ったものです。露出は中央の鳩・薔薇に合わせてます。
評価測光だったら影の部分が白っぽくなって、締まりが悪くなる って想像できますね。(できない?)
posted @ 15:45 feedback (0)