いろいろ考えた挙句、5Dmark2を買おうとしています。

ふと蘇った5D2発表日の事。

2年前の花展の前々日、問屋さんへ花を取りに行き、教室へ搬送する頃にそのカメラが発表となった訳です。
携帯サイトをチラチラ見ながらスペックなどを確認しつつ、ワクワクしながら運転(危険)。尚、「買おう」とは思っていませんでした。

2100万画素フルサイズセンサーは予想通りでしたが、「常用ISO感度6400」によってそれまでのNikon D3の独走を止めた訳です。
撮影サンプルを見る限り、2100万画素にして低ノイズ。

素晴らしい!!

と感じ、同時期に発売されたEOS 50Dも使用技術やプロセッサが同じ様なものだったため、2008年9月下旬、50Dを買い増ししたのです。
5D2のその「画のテイスト」「低ノイズぶり」を信じて。

そしたら、平たく言って「裏切られ」。

40D発売から1年間で50Dを出すのは早すぎました。「使える」ファームウェアが提供されたのは発表から半年後です。
とにかく「色がおかしい」写真が連発され、30Dのそれとは異なる「汚いノイズ傾向」にも悩まされました。
特に、ある室内撮影(仕事)で出た「マゼンダ被りまくりの画」は最悪でした。「気持ち悪い色」とまで言われた色。

色・露出・ピントなどをシビアに調整し、ピタリとハマれば素晴らしい画を出すカメラでしたが、絵作りの方向性が「コンパクトからの新規ユーザー」を目指している気がしてなりませんでした。「雰囲気のある写真」と対極を成す絵作りと言えばいいでしょうか。

神経質過ぎる性格の50D。
最初はそれも楽しいと思っていましたが、「撮りたいな」という写真を楽しむ気持ちがどんどん薄れていき。GRD2でばっかり撮っていた事も。
で、50D購入から1年で発表された7Dに飛びつき、50Dは売り払った と。

7Dを使用して10ヶ月くらいでしょうか。実にイイカメラです。
作画の良さ、扱いやすさ、キモチいいファインダー、キビキビした動作、多岐に渡るカスタマイズ性と、不満は全くありません。
画質について、フルサイズだAPS-Cだ っていうのも関係無いな と そこまで思います。


が、「スイッチ」が入ってしまったのは5Dで撮った撮像データを渡されて拝見したぼけの「味」。

「あ これ APS-Cでは無理」 と直感。

ぼけを意識した写真でないのは明白なのですが、APS-Cのぼけとは質の異なる「甘さ」と、大型センサーならではの解像感によって描かれたコントラスト、階調の深さは、今の自分の中で描けるイメージを超えていました。

「工夫」だけでどうにかなる類のものではないな、と。
ハッキリ言って「投資」が必要な類のそれだな、と。

「工夫」によって同じようにして撮った写真を見せて、違いが解るお客さんはいないかも知れません。
そういう風に「工夫」して同じように見せる自信はあります。
そもそも「フルサイズ機で撮ってよ」などと要求してくるお客さんはいません。

が、自分自身は騙せない訳で。
「本当はこうしたいけど『妥協』してるんだよね」
っていう自分の中からの声が既に聞こえている と。

「これでいいんだって」「十分だって」「単に新しいのが欲しいだけだって」
と言い聞かせる自分に対し、
「これで十分?随分と目標が小さいのね」「今できる事だけやってればそれでイイのか?」「お前はそれで納得か?」「妥協と言わず何と言う?言い訳聞かせろ」
と手厳しい自分。

どっちが正しいのかわからなくなったのですが、5D2を手に入れた心境を想像したら、「楽しみ」より「責任感」の方を強く感じました。
そういう事。そこまで解ってたら「買う」しかない訳で。あとはタイミングだけ かな。


7Dとどんな風に使い分けるか どんなレンズを使うか、何を準備するか も 実は、ずっと前から決めている事。
振り返れば、こうなるための準備は自分の中の誰かが勝手に進めていたのかも。

うまく操られている って事? でしょうか。


撮った写真、今より悪かったらどうしよう。
半分楽しみ、半分ドキドキ。

posted @ 09:10 feedback (0)